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					お馴染みのパーソナルコミュニケーションズ(PCOMM)。
					このPCOMM上ではCtrl+C(コピー)、Ctrl+X(切り取り)、Ctrl+V(貼り付け)
					といったショートカットキーが通常使用できません。
					日頃これらのショートカットキーをよく使うユーザーにとって、わざわざメニューの[編集→コピー(または貼り付け)]
					をマウスでクリックして使用するのは煩わしいものです。
					
今回はPCOMM上で使用できるコピーと貼り付けのショートカットキーについてご紹介します。方法は2つあります。
					
実はInsertキーを組み合わせたショートカットキーが標準で用意されています。
| Ctrl + Insert | コピー | 
|---|---|
| Shift + Delete | 切り取り | 
| Ctrl + Shift + Insert | 貼り付け | 
これらのショートカットキーでコピー/切り取りしたデータは Excel等の他のアプリケーションに貼り付けできます。逆に他のアプリケーションでコピー/切り取りしたデータを、 このショートカットキーでPCOMM上に貼り付けることもできます。
					【豆知識】
					
					実は他のアプリケーションでも、大抵はこのショートカットキーを使用することができます。
					このキー操作は歴史が古く(Windows3.0やOS/2の時代)、現在のCtrl+Cが普及する前からあったそうです。
					ただし、貼り付けのCtrl+Shift+InsertはPCOMM独自のキー操作。
					他アプリケーション上ではShift+Insertになります。
					
あくまでもいつも通りの「Ctrl+C」「Ctrl+V」「Ctrl+X」にこだわりたいなら、 そのようにキーを割り当ててしまうことも可能です。
- PCOMMメニューの[編集→設定→キーボード]を選択。
						
 
- [キーボードの設定]から[編集]ボタンをクリック。(図1)
 
						
- キーの選択画面が表示されます。(図2) Ctrl+Cを設定したい場合は「C」をクリックします。
- 						
						右下の「選択キーの現行アクションの変更」に「C」が表示されます。 (図2:@)
						上から、基本・Shift・Ctrl・Alt・AltGr・CtrlShiftとあります。
                        それぞれのキーを押しながら「C」を押したときに、どういうアクションを起こすかという命令を
                        右の枠内に入力します。 (図2:A)
                        コピーの場合は、Ctrlの欄に半角で[edit-copy]と入力します([ ]も入力してください) (図2:B)
						
 
- 続けて「V」や「X」も割り当てたい場合は、それぞれのキーをクリックし、設定していきます。
						貼り付けは [edit-paste]  切り取りは [edit-cut]です。
						その際「選択されたキーの内容は変更されています。変更を保管しますか?」
						というメッセージが表示されますが「はい」で答えてください。
						
 
- 設定が終わったら、右上の×ボタンでキーボード画面を閉じます。
						「[無題]は変更されています。変更を保管しますか?」というメッセージには「はい」で答えます。
						
 
- 「キーボード・ファイルの新規保管」が表示されます。(図3)適当なファイル名をつけて保管します。
 
						
- [キーボードの設定]の[現在のキーボード]の[ユーザー定義]にチェックを入れ、 参照ボタンをクリックします。(図4) 「ファイルの参照」から、先刻保管したファイルを選択し、オープンボタンをクリックします。 (図5) [キーボードの設定]画面を「OK」で閉じます。
 
						
 
						
これでPCOMM上でも、使い慣れたCtrl+C等のショートカットキーが使えるようになります。
 
	 
		 
						 
					 
				 
				 
				 
				 
				 
				 
				 
				 
				 
				 
				