よくある単純なQ&A Part2 ●

今回も先月号に引き続き、皆様からよく寄せられる質問を取り上げたいと思います。

『スキルアップ情報』リニューアルしました!


Q1.メールの添付ファイルが開けない。添付ファイルそのものは受信しているようだが、ファイル名がグレーになってしまっていて、開くことも保存することもできないのだが……。

A1.Outlook Express 6をお使いの場合によくいただくご質問です。
Outlook Express 6では、ウィルスと疑わしい添付ファイルを開いたり保存したりするのを制限する機能があります。この機能は時として、何の問題もない添付ファイルをウィルスファイルと判断してしまうことがあるようです。
[ツール→オプション→セキュリティ]の、「ウィルスの可能性のある添付ファイルを保存したり開いたりしない」のチェックを外し、Outlook Express を再起動することにより、この機能が解除できます。この時点で、添付ファイルを扱えるようになるはずです。
ただし、差出人や内容が疑わしい添付ファイルは開かないよう、ご注意ください。

 

Q2.パソコンの電源を入れても起動しない。エラーコードが「301」と出ているようだが……。(IBMパソコンの場合)
A2.エラーコード「301」はキーボードのエラーです。
キーボードの差込口が外れたり緩んだりしていないかご確認ください。または、キーボードが押されたまま、パソコンの電源を入れていないですか?
ほとんどの場合は、きちんと差し込んだり、キーを押しているものを取り除いてから再起動すれば問題ありません。それでもエラーが続くようなら、キーボードの故障等が考えられます。

 

Q3.以下のような現象が出ています。
 ・デスクトップパソコンのテンキーが効かない。
 ・ノートパソコンで、「K」や「L」あたりのキーを押すと、数字が入力されてしまう。
A3.Num Lock機能が通常と逆に機能してしまっています。以下の操作でNum Lock機能をON/OFFできます。

・デスクトップパソコンのキーボード
 →テンキーの「Num Lock」キーを押してください。

・ノートパソコン(IBMのThinkPad)
 →「Shift」キーを押しながら「ScrLK(Num LK)」キーを押してください。
  (他社製のノートパソコンの場合はキー操作やキーの名称が異なります)

Num Lock機能とは、テンキーの使い方を切り替える機能です。
デスクトップパソコンの場合は機能をONにしておくことにより、テンキーを数値キーとして使用できます。OFFの場合はカーソル移動キーとして機能します。ONの場合はキーボード右上のNum Lockランプが点きます。
ノートパソコンの場合、Num Lock機能は通常はOFFになっています。ONにすると「K」や「L」あたりのキー一帯がテンキーとして機能します。よく見るとこのあたりのキーの前面には数字が書いてあると思います。ONのときは、この数字が機能するわけです。

[参考1]
ノートパソコンに外付けのテンキーを接続されている方も多いと思います。この場合、テンキーに付属のデバイスドライバーがある場合は、インストールしておくことをお勧めします。ドライバーをインストールしなくても使えてしまう場合もありますが、Num LockのON/OFFが不安定になることが多いようです。インストール方法などは、外付けテンキーに付属のマニュアル等でご確認ください。

[参考2]
キーボード上には「Scroll Rock」というキーもあります。(ThinkPadの場合は「ScrLK」)
Excel使用中にうっかりこのキーを押してしまうと、カーソル移動キー(矢印キー)を押してもアクティブセルが移動せずに、画面全体がスクロールしてしまいます。再度「Scroll Rock」キーを押し、機能を解除してください。

 

Q4.Windowsの最大化・最小化・閉じるボタンが文字化けしている。WordやExcelで使えるフォントの数も減っているようだ。
A4.Windowsのフォントキャッシュファイルが壊れることにより起こる現象で、非常に多く寄せられるご質問です。
Windowsフォルダの中の「ttfCache」ファイル(隠しファイルです)を削除し、Windowsを再起動することにより直ります。
それでも直らない場合は、Windowsをsafeモードで起動し、再度「ttfCache」ファイルを削除し再起動してみてください。詳細手順については、2001年6月号をご参照下さい。
[参考]
Windows98をsafeモードで起動するには、パソコンの電源投入後にF5キーを押しますが、押すタイミングが少し難しいようです。以下の方法だと簡単にsafeモードで起動することができますので、お試しください。

1.スタートボタン→ファイル名を指定して実行
2.msconfigと入力し、「OK」ボタン。
3.「全般」の「詳細設定」ボタンをクリックします。
4.「スタートアップメニューを使用可能にする」にチェックを入れ、OKボタンで画面を閉じていきます。


5.「今すぐ再起動しますか?」といったメッセージが表示されるので、はいをクリック。
6.パソコンが再起動されます。
7.黒い画面に白い文字で、「Microsoft Windows98 Startup Menu」が表示されます。
Safe Modeの番号を確認し(通常は「3」です)その番号を入力し、Enterキーを押します。
8.「'漢字'の刻印のあるキーを押してください」といったメッセージが出たら、半角/全角キーを押します。

……これでsafeモードで起動されます。
作業終了後は、1〜4の手順で、「スタートアップメニューを使用可能にする」のチェックを外してください。再起動はしなくても大丈夫です。

いかがでしたか? ご質問の中で一番多いのは、最後の「ボタンが文字化けしてしまった」というものです。回復手順をマスターして、いざというときに対処できるようにしておきましょう!

 

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