| ● | 様々な現象 
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        |  | 「電源が切れない」といっても、現象は2種類あるようです。 圧倒的に多いのが、通常は電源オフまで自動で行われるところが、「Windowsを終了しています」というメッセージが表示されたままフリーズする(固まる)というパターンです。 
        まれに「電源を切れる状態にする」を選択しているにもかかわらず、コンピュータが再起動してしまう場合もあるようです。
 「電源が切れる状態になりました」というメッセージが出るのは正しい状態なので、今回の事例には当てはまりません。
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        | ● | どうして?● | 
      
        |  | 終了できない理由として考えられることも様々。抽象的な表現になりますが、以下のようなことが考えられます。 | 
      
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            | @ | Windows側が出した「終了する」という命令をハードウェア側が正しく受け取ることができない。(ハードを制御するためのプログラムの不具合) |  
            | A | 終了処理に関連するファイルの損傷。 |  
            | B | ハードウェアが正しく設定されていない。または損傷している。 |  
            | C | ネットワークドライブが多数割り当てられている。 |  | 
      
        |  | ……等が考えられます。特に@の、各種ハード制御用のプログラム(BIOS、デバイスドライバ)の不具合というのが多いようです。 | 
      
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        | ● | 直したい● | 
      
        |  | ◆上記Cの場合◆ | 
      
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        |  | ◆Windows98をお使いの場合◆ | 
      
        |  | 「高速シャットダウン機能」をオフにします。 | 
      
        |  | [手順] | 
      
        |  | 
          
            | @ | スタート→ファイル名を指定して実行 |  
            | A | 「msconfig」と入力し、OKボタン。 |  
            | B | 「全般」タグ→詳細設定ボタン |  
            | C | 「高速シャットダウンを使用不可にする」にチェックを入れて、OKボタン。 
            なお「高速シャットダウンを使用不可にする」は、Windows98 SE(Second 
            Edition)*では項目そのものがない場合もありますのでご注意ください。 *マイコンピュータを右クリック→プロパティ→全般の「システム」にてお使いのWin98のバージョンを確認できます。
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            |  |  |  | 
      
        |  | ◆Windows98 
        SEをお使いの場合◆ | 
      
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        |  |  | 
      
        | ● | ただし・・・・・!● | 
      
        |  | マイクロソフトは上記Shutdown 
        Supplementを適用する前に各種テストを行って原因を調べるよう推奨しています。原因によっては、メーカー提供のBIOSプログラムやデバイスのアップデートなどで現象回避できることもあります。以下にテストの概要のみ記載いたしますが、詳細はホームページにてご確認ください。なおテストはシステムに詳しい方が行うことを強くお勧めします。 | 
      
        |  | http://www.microsoft.com/JAPAN/support/kb/articles/J050/0/67.htm | 
      
        |  |  | 
      
        |  | ◆テスト1◆ | 
      
        |  | 
          
            | Config.sys・Autoexec.bat・System.ini・Win.iniなどのファイルを外した状態で起動し、正常終了できるかどうか確認する。正常終了できたら、次は読み込む項目を一つずつ増やし、どのプログラムを実行した時点で不具合が起こるか確認する。 |  
            | [手順] |  
            | @ | スタート→ファイル名を指定して実行 |  
            | A | 「msconfig」と入力し、OKボタン。 |  
            | B | 「全般」タグ→「起動オプションを選択する」を選択し、すべてのチェックボックスをオフにする。 |  
            |  |  |  
            | C | OKボタン→Windowsの再起動 |  
            |  | 各種プログラムが実行されずにWindowsが起動するので、画面の色数や解像度を始め、通常起動と異なる部分が多数あります。あくまで原因解明のための設定変更なので、最終的には上記手順のBにて、「標準の起動」に戻してください。(それでも解像度等は手動で設定を戻さないといけない場合があります) |  
            |  |  |  | 
      
        |  | ◆テスト1◆ | 
      
        |  | 
          
            | ハードウェアの設定を検査します。各種ハードウェアを管理するデバイスを一度使用不可にし、Windowsが正常終了するかどうか確認します。正常終了できたら、デバイスを一つずつ使用可にしていき、どこで不具合が起こるか確認します。 |  
            | [手順] |  
            | @ | コントロールパネル→システム→デバイスマネージャ |  
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            | A | 次に含まれるデバイスを使用不可にする。 ディスプレイ アダプタ・フロッピィ ディスク 
            コントローラ・ハード ディスク 
            コントローラ・キーボード・マウス・ネットワーク アダプタ・PCMCIA 
            ソケット・ポート・SCSI 
            コントローラ・サウンド、ビデオ、およびゲームのコントローラ
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            | B | 再起動する。 |  
            | C | 正常終了するようなら、デバイスを一つずつ使用可に戻していく。戻していく順序は次の通り。 COMポート→ハードディスクコントローラ→フロッピィ ディスク 
            コントローラ→その他のデバイス
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            | ・ | テスト1同様、あくまでテスト手段です。設定変更は慎重に行ってください。 |  
            | ・ | 以上のテストは必ず上記ホームページにて詳細情報をお読みになってから行ってください。 |  
            | ・ | 問題箇所の特定ができた場合は、その修正プログラム(各メーカー提供)が入手できないかどうか、インターネットなどで調べる必要があります。 |  | 
      
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        | Windows終了時の問題は、原因の判別がつきにくいのが難点。ご紹介した情報が解決への手がかりになればいいのですが……。 |